子どもには「自分で考え、自分で行動し、自ら成長する」人に育ってほしい!けれどどうすればいいの?そんなあなたへ、子育ての「ヒント」と、ほんの少しの「勇気」をお届けします!
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けい
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「前回の記事」の最後に、
<危機感の負のスパイラル>というお話をしました。
「焦りや不安」⇒「集中できない」⇒「進まない」⇒「焦りや不安」
危機感が機能しないときは、「不安感」が大きいときです。
そして、それが行き過ぎると、暴走するか、現実から逃げるしかなくなります。
例えば、テスト前や受験直前に、現実逃避して遊んだり、親に逆切れしたりする子は、本当は焦りや不安でいっぱいなのです。
という内容でした。
では、どうすれば危機感は健全に機能するのでしょうか?
今日は、「危機感が健全に機能するために必要なこと」をお話します。
受験生をお持ちの方や、
危機感を与えても機能しないお子さんをお持ちの方、
危機感がないから与えた方がいいのかな?と悩んでいる方、
子育てに一番必要なことは何だろう?と考えている方、
向けのお話です。
(前回の記事「危機感がもたらすものは?」をまだ読まれていない方は、先にこちらを読まれることをお勧めします)
<健全な「危機感」には絶対的な「安心感」が必要>
「危機感」が健全に機能しないのは、「不安感」が多いときでした、
逆に言うと、「危機感」が健全に機能するのは、根底に絶対的な「安心感」があるときです。
(「危機感」と「安心感」が共存しているというのは、
一見おかしな話ですが、共存できるものです)
「安心感」とは、「自己肯定感」「自己評価」と言ってもいいでしょう。
そのもとでは、「私は周りに受け入れられている」「大切にされている」という意識が働いています。
また、「自分は重要な人だ」「自分はやればできる」という意識も働いています。
そのような絶対的な「安心感」が根底にあるときに、なんらかの「危機感」を覚えると、行動の質も量も高まっていきます。
例えば、一流のスポーツ選手がピンチに立たされた時。
「自分はできる。絶対にピンチを乗り越えてやる!」
と思っていると、上手くいくことが多いと聞きます。
逆に、「ピンチだぞ。不安だなぁ」と思っているときは、体の切れも悪く、上手くいかないことが多いようです。
例えば、学業成績の良い子が、成績を落とした時。
「今回は少し怠けてしまった。
これをきちんとやればできるはずだから、次は挽回するぞ!」
そう思っていると、今まで以上の成績を残すことも稀ではありません。
逆に、「どうしよう。このままでは志望校にいけないかもしれない」
と不安を感じていると、目の前のことに集中できずに、上手くいくものも上手くいかなくなってきます。
例えば、入試当日。
「今まで努力してきたから大丈夫だ。
普段の通り取り組めば確実に合格できる。
多少失敗しても合格できるさ。
私が間違えるくらいの問題なら、みんなも解けないから大丈夫(笑)」
(↑性格の良し悪しとは関係ありません。心の持ちようの問題です)
それくらいの気持ちで臨むとたとえ、緊張していても、たとえ解けない問題に遭遇しても、混乱することなしに取り組めることでしょう。
逆に、「いつもできている問題ができないぞ。どうしよう・・・」と焦ると、エネルギーが散漫してしまい、持てる力を発揮できずに終わってしまいがちです。
例えば、・・・くどいですね(笑)
「危機感」が健全に機能するためには、「安心感」が必要なようです。
教育に携わる者としては、子どもの「安心感」(「自己肯定感」「自己評価」)を高めることを第一に、エネルギーを注ぎたいですね。
<今日の質問>
・ 子どもの不安を取り除くために、あなたができることは何ですか?
・ 子どもの安心感(自己肯定感、自己評価)を高めるために、あなたができることは何ですか?
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